今回の紹介本は、「心臓の王国」です。
【本書のあらすじ】
十七歳の鬼島鋼太郎が出会ったのは、白いワンピースのような服に身を包む美青年。
「アストラル神威」と名乗るその青年は、『せいしゅん』をするために橋の上から川に飛び込んで溺れそうになるなど、
予測不能な行動ばかりをとり、鋼太郎を困惑させる。
鋼太郎と友達になりたいと言う神威に対し、面倒に巻き込まれたくない鋼太郎は、
悪い奴ではないと感じつつも、そのままその場を後にした。
しかし数日後、アストラル神威が鋼太郎の通う高校へ転入してくる。青春を謳歌しようとする神威に巻き込まれながら、
鋼太郎もともに高校生活を送るが、そのうちに神威が抱える「恐ろしい秘密」を知り――。
【内容の難易度】
★★★☆☆(量は多いが難易度はそこまで!)
ページ数:512ページ
主人公たちがかなり幼いので、テンションに付いていくのがちょっと難しい、ところはあるかも。
【ヨムヨム所感】
最初は変わった転校生が来たなぁ~。少しズレているけどこの子がどんな物語を巻き起こしていくんだろう、と思って読んでたんですが、途中から雲行きが怪しくなり・・・
最後は壮絶な内容に。
まさか一人の少年の転校がここまでの大事になるとは!
途中あまりの辛さに大泣きしてしまいました。
切なくも温かい、そんな物語です。
後日談があったら見てみたいなぁと思わされる一冊。
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