今回の紹介本は、「旅のラゴス」です。
【本書のあらすじ】
旅をすることがおれの人生にあたえられた役目なんだ。
集団転移、壁抜けなど不思議な体験を繰り返し、二度も奴隷の身に落とされながら、生涯をかけて旅を続ける男・ラゴスの目的は何か?
北から南へ、そして南から北へ。突然高度な文明を失った代償として、人びとが超能力を獲得しだした「この世界」で、ひたすら旅を続ける男ラゴス。集団転移、壁抜けなどの体験を繰り返し、二度も奴隷の身に落とされながら、生涯をかけて旅をするラゴスの目的は何か? 異空間と異時間がクロスする不思議な物語世界に人間の一生と文明の消長をかっちりと構築した爽快な連作長編。
【内容の難易度】
★★★★☆(難しい漢字や表現が多め)
ページ数:272ページ
結構古い本(1994年の本!)のため、難しい漢字や表現がちょっと目立つ。
【ヨムヨム所感】
あらすじにもあるように、主人公ラゴスの冒険譚。
背景の説明が全然ないまま、物語が進むんだけど、それがまた想像力を掻き立てられる。
色んな文明都市や田舎の情景が目に浮かんで心が落ち着きました。
スカシウマってどんな動物なんだろう・・・
不思議な世界の登場人物たちに心惹かれる物語で、何より旅をしなくなる本。 旅っていいなぁ。