今回の紹介本は、「」です。
【本書のあらすじ】
安倍晋三射殺で「パンドラの箱」が開き、
一気に噴出した日本政財界の闇――
その中心にいたのは、この男だった。
JR東海に君臨し続けた
「アンタッチャブルの男」にはじめて迫る。
禁断の「革マル取り込み」で
魑魅魍魎の労働組合を屈服させ、
30年以上にわたりJR東海に君臨。
政官界の人事を自在に操り
安倍晋三最大の後見人となった。
国を憂い、国を導くその一方で、
国益をビジネスに結びつける
「国商」と呼ぶべきフィクサーだった。
国鉄解体という戦後最大の難事に
身を捧げた改革の闘士は
「怪物的黒幕」へといかにして変貌したのか!
【内容の難易度】
★★★☆☆
ページ数:320ページ
政治用語や専門用語がちょくちょく出てくる。そこが少し難しいかも。
【ヨムヨム所感】
国鉄を民営化するために奔走した、葛西敬之さんの人生を書き綴ったノンフィクション作品。
ノンフィクション作品を読むのが初めてなんですけど、めちゃ面白かった。
葛西さんは政治家ではなくて、あくまで経営者なんだけど、大きい会社の経営者ともなると政治家との絡みもたくさんあるんだなぁと勉強になった。
政治家たちの思惑が交錯するドロドロした部分も好きだったし、国の今後を案じて動いている葛西さんの熱い部分も好き。
葛西さんの、リニアを少しでも早く導入して日本の技術力を世界に示したいという熱い想いが伝わった。
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