今回の紹介本は、「鏡の国」です。
【本書のあらすじ】
大御所ミステリー作家・室見響子の遺稿が見つかった。
それは彼女が小説家になる前に書いた『鏡の国』という私小説を、死の直前に手直ししたものだった。
「室見響子、最後の本」として出版の準備が進んでいたところ、担当編集者が著作権継承者である響子の姪に、突然こう告げる。
「『鏡の国』には、削除されたエピソードがあると思います」――。
削除されたパートは実在するのか、だとしたらなぜ響子はそのシーンを「削除」したのか、そもそも彼女は何のためにこの原稿を書いたのか……その答えが明かされた時、驚愕の真実が浮かび上がる。
【内容の難易度】
★★★☆☆
ページ数:488ページ
ページ数はやや多め。
【ヨムヨム所感】
最後感動しちゃいました・・・
本当に物語自体がよく出来てた。
最後は二転三転あり、ハラハラする展開もあり、本当に秀逸だった。
張り巡らされてた伏線に気付けなかったのが悔しい。
身体醜形障害という病気についても知ることが出来たし、非常に良い作品でした。
みんなにもぜひ、注意深く考察しながら読み進めて欲しい1冊。
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