今回の紹介本は、「エレファントヘッド」です。
【本書のあらすじ】
本格ミステリ大賞受賞の鬼才が仕掛ける、空前絶後の推理迷宮。
精神科医の象山は家族を愛している。だが彼は知っていた。どんなに幸せな家族も、たった一つの小さな亀裂から崩壊してしまうことを――。やがて謎の薬を手に入れたことで、彼は人知を超えた殺人事件に巻き込まれていく。
謎もトリックも展開もすべてネタバレ禁止!
前代未聞のストーリー、尋常ならざる伏線の数々。
多重解決ミステリの極限!
【内容の難易度】
★★★★☆(結構難しい!)
ページ数:404ページ
量子力学の多世界解釈の要素が用いられており、少し難しい部分がある。
トリックを紐解いていく部分に関してもこの世界をベースにしているので頭を使う。
【ヨムヨム所感】
どうしたらこんな物語を思いつくのかと、感嘆させられました。
終盤にどんどん伏線を回収していって爽快でした。でもこれは主人公が頭が良かったから思いつき、実行に移せたことなんだろうなぁと思いました。
自分がこの物語の主人公だったら、何も起こらず、ただただ平凡な毎日を夢の中で語り合うことになりそう笑
内容についてもう少し深く踏み込みたいんですが、発想が新しすぎて下手に喋るとネタバレになってしまう!もどかしい。
読み終わった後に、誰かと感想を語り合いたくなる1冊。
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