ヨムヨムの素敵本紹介ブログ

ヨムヨムが読んだ素敵な本を紹介していきます。

【超改訂版 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!】シンプルこそお金を増やす近道!?

今回の紹介本は、超改訂版 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!です。

 

【本書の紹介文】

お金の国民的ベストセラーが新NISAに対応!

給料が増えない! でも物価はあがる一方…。 銀行に預けたころでお金は増えない。
NISAの話題を聞くけれど、投資をするのは難しそうだし、減るのが怖いです。

じゃあ、いったいどうしたらいいのか?
そんな疑問を持った「お金のド素人」が、東大卒、外資系証券や保険など金融数社を渡り歩いた「毒舌経済評論家」山崎元に、『お金の増やし方』を聞いてきました。

ド素人でもできるお金の増やし方!
専門用語が少なくとにかくわかりやすい!
これ以上わかりやすくはできません!

いつ?  →「いま」もしくは「給料が出たとき」
どこで?   「SBI証券」か「楽天証券」で
何を ?  →「eMAXIS Slim全世界株式」を
どのように? →「NISA」や「iDeco」をなるべく使って
いくら ?  →生活費を除いた、無理のない範囲で
どうする?  → ひたすら待つ!

・2大特別収録
8年前に始めた著者はいくら増えた!? 資産状況を公開!
ステージ3の食道がんになった経済評論家が断言「それでも『がん保険』は必要ない!」

【本書の目次】
1章 お金を安全に持っておく編
2章 ド素人でもできるお金の増やし方編
3章 持ち家や保険はアリ!? お金の使い方編
4章 NISAで実際にお金を増やしてみる編
5章 年金制度とiDeCo

 

【内容の難易度】

★★☆☆☆(読みやすい!)

ページ数:300ページ

投資とか全然詳しくない投資初心者大橋さんと、お金の専門家の山崎さんの掛け合いで話が進んでいくのですが、大橋さんが本当に無知(失礼)なので、初心者がわからないところをしっかりと山崎さんに聞いてくれている!

山崎さんもわかりやすく説明してくれており、非常に分かりやすい。

また、本書には写真つきで証券口座の開設方法も載せてくれているので、最初の一歩が踏み出せない・・・という方でも大丈夫。

 

ヨムヨム所感】

めちゃ分かりやすいお金に関する本!
誰だってお金欲しいって思うじゃないですか。
でも簡単に給料は上がらない。銀行に預けてても0.002%ぐらいしか利子がつかない。
この本は投資とか全然詳しくない投資初心者大橋さんと、お金の専門家の山崎さんの掛け合いで話が進んでいきます。
内容としては、投資をするにあたって何を買うべきか、いつ買うべきか、どこで買うべきか、などが書かれてる。
この1月からNISA制度が大きく拡充されたけど、その情報ももちろん網羅されてる。

投資とか怖いと思ってる人にこそ、是非とも読んで欲しい一冊。非常に分かりやすい。
他にもどの保険に入るべきか、とかも書かれてて、総合的にお金の増やし方、使い方を伝えてくれる本。

投資入門書として最適。

【アリアドネの声】超高難易度脱出ミッション!?

今回の紹介本は、アリアドネの声です。

 

【本書のあらすじ】

巨大地震発生。地下に取り残された女性は、目が見えず、耳も聞こえない。
光も音も届かない絶対的迷宮。
生還不能まで6時間。
想像の限界を超えるどんでん返し。

救えるはずの事故で兄を亡くした青年・ハルオは、贖罪の気持ちから救助災害ドローンを製作するベンチャー企業に就職する。業務の一環で訪れた、障がい者支援都市「WANOKUNI」で、巨大地震に遭遇。ほとんどの人間が避難する中、一人の女性が地下の危険地帯に取り残されてしまう。それは「見えない、聞こえない、話せない」という三つの障がいを抱え、街のアイドル(象徴)して活動する中川博美だった――。
崩落と浸水で救助隊の侵入は不可能。およそ6時間後には安全地帯への経路も断たれてしまう。ハルオは一台のドローンを使って、目も耳も利かない中川をシェルターへ誘導するという前代未聞のミッションに挑む。

 

【内容の難易度】

★★☆☆☆(読みやすい!)

ページ数:304ページ

文字サイズが大きく、そこまで量が多く感じない。サクサク読める。

内容も、ドローンの話なのでたまに専門用語が出てくるが、本筋は非常にシンプルで分かりやすい。

 

ヨムヨム所感】

まず、世界観からワクワクする。舞台はスマートシティということで、配送などもほぼドローンがやってくれている世界。快適そう。

あらすじにもあるように、地下に取り残された盲ろう(目が見えず耳も聞こえない)の女性を安全なシェルターまで案内する必要があるのだが、人が助けに行けるような通路がなく、主人公たちはその女性をドローンで案内することになる。

盲ろうの人をどうやってドローンで案内するの!?と思った方は是非とも本書を読んでみてほしい。主人公たち救助チームが作中で必死に頭を悩ませて作戦を練っている。

本書を通して、盲ろうがどれだけ孤独な世界かがすごく身に沁みた。

あとは、月並みな言葉だけど、やっぱり諦めないということはすごく大事。

終始ハラハラドキドキしながら読み進む快感。

とても美しい物語だった。

 

 

 

【ラザロの迷宮】予測不能の脱出型謎解きイベント!?

今回の紹介本は、ラザロの迷宮です。

 

【本書のあらすじ】

すべての推理が裏切られる快感! 誰もこの「謎」から抜け出せない――。大人気シリーズ「心霊探偵八雲」著者が全身全霊をかけて読者に挑む、一頁先さえ予測不能のノンストップ・ミステリ。
湖畔にある洋館を友人と一緒に訪れた月島。殺人事件の犯人を当てる、脱出型の謎解きイベントが開催されるという。だが、男女8人の参加者たちが発見したのは、本物の死体だった。一方、所轄の刑事・紗和は、血塗れで保護された男の捜査に駆り出され、本庁の刑事・久賀とコンビに。しかし男は、記憶をすべて失っていた――。二つの事件は次第に繋がり、驚愕の真相が明らかに……。戦慄の最終章に備えよ!次々と覆される推理が、次第に快感になる――中毒必至のサイコ・ミステリ。

 

【内容の難易度】

★★★★☆

ページ数:480ページ

ページ数はやや多いが、著者神永学先生の文体は癖がなく、読みやすい。スッと頭に入ってくる。

ただ、2つの物語が同時に進んでいくので、整理が必要。

 

ヨムヨム所感】

読み進めていくうちに、これもしかしてこうなんじゃないか…?と思って推理しながら読み進めてて、今回の作品は簡単に推理できちゃうぞおいおい~、神永先生~と思ってたら、終盤からもうぜーんぜん予想外の展開に!衝撃の事実。

なんなら真逆の推理だった。

たぶん神永先生は読者がヨムヨムと同じような勘違いをするところまでお見通しで書いてたんだろうなぁと感嘆させられた。 どうやったらこんな物語を思いつくんだろう。

しかも最後にはさらに大どんでん返しが。

全ての伏線を見事に回収し、スッキリ。

毎回神永学作品は文体に癖がなくてスラスラ読めるし、終盤になるとページをめくる手が止まらなくなる。神永作品にハズレなし。

 

 

 

【変な家】その家には謎のスペースがあった・・・

今回の紹介本は、変な家です。

 

【本書の紹介文】

謎の覆面作家・雨穴デビュー作!!
「読み出したら止まらない」と大反響
売れ続けて70万部突破
映画化2024年春公開決定

YouTubeで1400万回以上再生のバズ動画
あの「【不動産ミステリー】変な家」には
さらなる続きがあった!!

謎の空間、二重扉、窓のない子供部屋——
間取りの謎をたどった先に見た、
「事実」とは!?

知人が購入を検討している都内の中古一軒家。
開放的で明るい内装の、ごくありふれた物件に思えたが、
間取り図に「謎の空間」が存在していた。

知り合いの設計士にその間取り図を見せると、
この家は、そこかしこに「奇妙な違和感」が
存在すると言う。

間取りの謎をたどった先に見たものとは……。

不可解な間取りの真相は!?
突如消えた「元住人」は一体何者!?

本書で全ての謎が解き明かされる!

【本書の目次】
第一章 変な家
第二章 いびつな間取り図
第三章 記憶の中の間取り
第四章 縛られた家

 

【内容の難易度】

★★☆☆☆

ページ数:248ページ

何度も「変な家」の間取りが図解で説明されていて理解しやすい。

また、比較的文字も大きく読みやすい。

 

ヨムヨム所感】

基本的には著者と、依頼主や協力者との会話形式で物語が進んでいく。

ページをめくればめくるほどに不可思議な点が浮かび上がってきて鳥肌が立ってくる。

その家はなんのためにそんな間取りになってしまったのか?

狂気と、ぞわぞわと薄気味の悪い気持ちを味わえる一冊。

幽霊系かと思ってましたが、あくまでミステリーです。

おそらくありえないんだけど、内容が生々し過ぎて実話かなと思ってしまった。

 

 

【でぃすぺる】令和のオカルト少年探偵団!?

今回の紹介本は、でぃすぺるです。

 

 

 

【あらすじ】

小学校最後の夏休みが終わった。小学校卒業まであと半年。
ユースケは、自分のオカルト趣味を壁新聞作りに注ぎ込むため、〝掲示係〟に立候補する。この地味で面倒だと思われている掲示係の人気は低い。これで思う存分怖い話を壁新聞に書ける!……はずだったが、なぜか学級委員長をやると思われたサツキも立候補する。

優等生のサツキが掲示係を選んだ理由は、去年亡くなった従姉のマリ姉にあった。
マリ姉は一年前の奥神祭りの前日、グラウンドの真ん中で死んでいた。現場に凶器はなく、うっすらと積もった雪には第一発見者以外の足跡は残されていなかった。つまり、自殺の可能性はなく、マリ姉を殺した犯人が雪が積もる前に凶器を持ち去ったはず。犯人はまだ捕まっていない。

捜査が進展しない中、サツキはマリ姉の遺品のパソコンの中に『奥郷町の七不思議』のファイルを見つける。それは一見地元に伝わる怪談話を集めたもののようだったが、どれも微妙に変更が加えられている。しかも、『七不思議』のはずなのに六つしかない。警察がこの怪談に注目することはなかった。そして、マリ姉に怪談を集める趣味がなかったことをサツキはよく知っている。

マリ姉がわざわざ『七不思議』を残したからには、そこに意味があるはず。
そう思ったサツキは掲示係になり『七不思議』の謎を解こうとする。ユースケはオカルト好きの観点から謎を推理するが、サツキはあくまで現実的にマリ姉の意図を察しようとする。その二人の推理を聞いて、三人目の掲示係であるミナが冷静にジャッジを下す……。


【内容の難易度】

★★☆☆☆

ページ数:440

 

ヨムヨム所感】

いい感じにオカルトとミステリーが組み合わさっている本作。七不思議の謎を1つずつ解いていくんだけど、6年生にしては頭良すぎやろと思ってしまう場面が多々ある…

俺なら1個目の謎で躓いてなんにも進展せずに終わってた。

また、1つ1つの七不思議がしっかり不気味で怖い。

ホラーが苦手な人はちょっとだけ注意かも。

ただがっつりホラーではないので、逆にホラー初心者にはちょうど良いかも?

今村さんの本は分かりやすい幽霊ではなくて、怪物や怪人、怪異といった、ちょっと別の視点ホラーなのが評価が分かれそうですね。

ちなみにヨムヨムは幽霊ならしっかり幽霊として描いてほしい派です。。。

終盤は怒涛の展開で、どんどんページをめくってしまった… 最後はちょっと呆気なかった気もするけど。

続編あるのかなぁ。少し期待。

 

【レモンと殺人鬼】家族が殺されていく!?不運な女性の結末は・・・

今回の紹介本は、レモンと殺人鬼です。

 

【あらすじ】

第21回 『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作。

十年前、洋食屋を営んでいた父親が通り魔に殺されて以来、母親も失踪、それぞれ別の親戚に引き取られ、不遇をかこつ日々を送っていた小林姉妹。
しかし、妹の妃奈が遺体で発見されたことから、運命の輪は再び回りだす。

被害者であるはずの妃奈に、生前保険金殺人を行なっていたのではないかという疑惑がかけられるなか、
妹の潔白を信じる姉の美桜は、その疑いを晴らすべく行動を開始する。

 

【内容の難易度】

★★★☆☆

ページ数:320

ページ数的にはそこまで多くなく、そんなに文章も難しくなく、サクサク読める。

ただ、少し叙述トリック 的な部分があり、難しく感じるところがあるかも。

 

ヨムヨム所感】

このミステリーがすごい!」大賞の文庫グランプリ受賞作ということで、張り巡らされた伏線を必死に意識しながら物語を読み進めていったけど、全然推理が当たらなかった…。

始めはよくありそうと言えばよくありそうな物語だったんだけど、途中から登場人物の性格の歪みが見えてくるようになる。

結構みんな心の内に歪んだ気持ちを抱えていてちょっと感情移入が難しいような人もいた。

現実世界でも自分が気づいてないだけでこんな人達はいるのかなぁ。

このあたりの人間の性格描写が著者(くわがきあゆさん)の色なんだろうなぁと感じました。

あとは終盤にかけて、「???・・・!!!」となるような展開に。完全に騙されちゃいました。

最後が大どんでん返しすぎる。 というか、大どんでん返し返し返しぐらい。 ページ数もそこまで多くなくて読みやすい。その後どうなったのか、が気になる一冊。

 

 

 

【弱くても、勝てました。】3000年の歴史から集めた、逆転戦術集!

今回の紹介本は、弱くても、勝てました。: 人生とビジネスに役立つ逆転の戦略55です。

 

【本書の紹介文】

「逆転の戦略」は最高のエンタメだ!!!

「超でっかい馬に隠れて」大勝利!(トロイア戦争)
「 雨の中からこんにちは?作戦で」大勝利!(桶狭間の戦い)
ダダ漏れの情報をキャッチして」大勝利!(ミッドウェー海戦)

3000年の歴史と戦いが教えるとんでもない逆転方法から、
人生でもビジネスでも、「どんなに不利でも負けない戦い方」がわかる。

 

【本書の目次】

Chapter 1 相手をパニックにして大勝利!!

Chapter 2 場所を利用して大勝利!!

Chapter 3 タイミングをつかんで大勝利!!

Chapter 4 相手の力を分断して大勝利!!

Chapter 5 正義の旗を掲げて大勝利!!

Chapter 6 チームの力で大勝利!!

Chapter 7 あの手この手で大勝利!!

 

【内容の難易度】

★☆☆☆☆

ページ数:160ページ

絵がふんだんに使われており、非常に理解しやすくなっている。

下記のような感じで1つの戦エピソードにつき2ページ~4ページでまとめられている。

 

ヨムヨム所感】

逆転勝利した戦の事例を使って、ビジネスに役立つ知識を掘り下げてくれる本だと思って読んでみたらちょっと肩透かし感。。。

実際に逆転勝利した戦を、絵を使ってわかりやすく、さらっとまとめた本。

ただ、多くの逆転エピソードを知れるのは面白いし、絵も絶妙に馬鹿っぽい人物が描かれていてワクワクさせられた1冊。

ページ数もそこまで多くなく、絵がほとんどなのでサクッと読める1冊。

仕事の休憩時間や移動中など、スキマ時間に読んでも良いかも!